カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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新井コーチと緒方監督の不仲と辞任について思うこと

   

少し前に中国新聞の球炎でも緒方監督と新井打撃コーチの不仲は伝えられていましたが、結局新井コーチが辞任する形で幕引きとなりました。

最後はあっけなく退団してしまいましたが、せっかくやってきてくれたOB以外の有能コーチということで、個人的に非常に残念に思います。

今年のカープは貧打ではない

今年のカープは貧打だ、新井コーチは貧打の責任を取る、新井コーチは巧打者タイプしか育てられない、一発がないとか色々言われていますが、実際の数字を見ればそれはウソだと分かります。

今年のカープ打線はそれなりによく打っていました。

新井コーチ就任後のカープ打線

ちなみに新井コーチが就任したのが2012年オフ。実質2013年から指導しています。

2013年からのカープ打線の成績を見てみます。成績には色々ありますが、得点との相関関係の強いOPSと、参考までに本塁打数を載せます。

2013年
OPS.686 4位
本塁打110 5位

2014年
OPS.757 1位
本塁打155 1位

2015年
OPS.681 2位
本塁打105 3位

ざっと見てこんな感じです。2013年は就任初年度ということで色々手こずったようですが、2014年はOPS、本塁打数ともにリーグ1位の強力打線でした。

もちろんエルの爆発があっての数字ですが、エル以外にも成績を伸ばした選手は数多くいました。

そして2015年ですが、去年と比べ菊池丸エルと調子を落とす選手が多い中、OPSはヤクルトに次いでリーグ2位の成績です。

本塁打が打てないとか言われますがそれでも本塁打数はヤクルト、DeNAに次いでリーグ3位の多さです。

ここまで打っていて貧打もクソもないです。これで貧打という人はどれだけ贅沢なんだと思います。点が取れない原因は他にあります。

新井コーチ就任前のカープ打線

ちなみに新井コーチが就任する前のカープ打線を見てみます。

2012年
OPS.627 4位
本塁打76 3位

2011年
OPS.629 4位
本塁打52 6位

2010年
OPS.707 5位
本塁打104 6位

2009年
OPS.671 5位
本塁打101 6位

2008年
OPS.698 6位
本塁打100 4位

2007年
OPS.708 5位
本塁打132 3位

2006年
OPS.697 5位
本塁打127 5位

まぁひどいです。2012年こそ多少まともな数字ですが、それ以外は壊滅的な貧打です。

これぞ正真正銘の貧打です。

新井コーチ就任前の2012年から2006年までの成績を振り返っても、得点との相関関係の強いOPSがリーグ3位以上になったことは一度たりともありません。

7年のうち一度もOPSがリーグ3位以上になったことがない訳です。これは異常です。

また本塁打も少ないです。

市民球場時代はさておき本拠地がズムスタに変わった2009年から新井コーチ就任前の2012年までの4年間のうち3年間は本塁打数がリーグ最下位です。

今年のカープを貧打だと言う人は、新井コーチが就任する前のカープ打線を忘れてしまったんでしょうか。

新井コーチはカープ打線を強化してくれた功労者

ネットの声を真に受けるのもバカらしいですがネットではカープ打線は貧打だとか言われます。

ただ数字上カープ打線はまったく貧打ではなくセリーグでも上位の破壊力を持つ打線です。

今年のカープ打線を貧打だと言うのなら、新井コーチが就任する前の打線は何なんでしょうか。

大砲が育たないと言われますがそもそもドラフトで大砲候補になりそうな選手をほとんど獲得していないので大砲は育たなくてあたりまえです。

それでも新井コーチ就任後はホームラン数も着実に増えてきています。

2014年はホームラン数リーグ1位です。2015年もヤクルトDeNAに次いでリーグ3位です。

もちろんまだまだ本物の打線にはなっていないですが、新井コーチのおかげ(と近年のドラフト戦略のおかげ)でカープ打線は他球団と対等以上に戦える打線にはなりました。

そこまで育ててくれたのは新井コーチの功績です。新井コーチは功労者です。

新井コーチと緒方監督の確執は本当に残念

そんな素晴らしい名伯楽の新井コーチですが、中国新聞の球炎では緒方監督との不仲が伝えられました。

この真相は内部事情を知る人でないと分からないのでなんとも言えないですが、個人的にはとてつもなく勿体ない結果になったし残念です。

どちらか一方が悪い訳ではないと思うし、不仲になった以上どちらにも多少は原因はあったんだろうと思います。

ただ結局緒方監督は続投し新井コーチが退団するという結末を迎えました。

新井コーチはカープOBでもないのにわざわざカープにコーチに来てくれた素晴らしいコーチです。理論を持ったコーチです。

そんな新井コーチが退団したことで、誰かが新しく一軍打撃コーチに就任する訳ですがとにかく新井コーチと同等かそれ以上の手腕を持ったコーチが就任することを期待しています。

OB外様問わず優秀なコーチを

新井コーチの退団はもう決まったことなのでしょうがないですが、とにかくOB縛りでコーチを選ぶのはもう限界です。

カープは立地面でハンデがあるしコーチ手形の消化も大変なんでしょうが、なんとかOB以外で優秀なコーチを招聘して欲しいです。

以前にも書きましたが、コーチを育成するなら優秀なコーチがいないとコーチの育成もできないです。

外国人選手を7人も抱えて数億円使うくらいなら、どう考えてもコーチ陣に投資した方が長期的なチーム強化に繋がると個人的には考えています。

 - 新井宏昌, 首脳陣