カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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カープの得点効率を高める打順について考える

   

この時期と言えば打順について考えたくなるものですが、カープの打者は特徴の似通った打者が多く打順を組みにくい印象があります。

一般的に打順を考える際には、「何番バッター」というもののイメージに近い選手をその打順に当てはめる、というやり方がまず考えられます。

ただその場合カープのように似通った特徴の選手が多く、フリースインガー主体のチーム構成だとしっくりくる打順が組めません。

カープの打者は5~6番バッタータイプが多すぎる

例えば菊池がその代表例ですが、バントは上手いので二番バッタータイプかと思いきや、フリースインガーで早打ちスタイル、出塁率が低いという面に目を向けると6~7番タイプ、となります。

あとは田中や誠也、會澤などは現時点で期待できる数字としては打率.280、ホームラン8,9本、またバッティングが淡泊なタイプなので、淡泊で打率.280、ホームラン8本くらいとなると、一般的な打順イメージに当てはめると6番バッターっぽく見えます。

エルドレッドにしても低打率長打特化タイプなので4番としては確実性が物足りず、できれば6,7番に置きたい打者です。

新井さんにしても4番としては長打力が物足りず、5番か6番に置きたい感じです。

松山も良いバッターだしずっとバッティングセンスは高く評価し続けていますが、打者の格で見ると4番ではなくイメージは5番か6番です。

しいて4番タイプと言うと、新戦力ですがルナならある程度の長打力と確実性を併せ持っていて打者としての格もあり、4番に該当するのかなと言った感じです。

1,2番バッタータイプが全然いないカープ

さらに1,2番バッタータイプを探すと選択肢がもっと狭くなります。

誠也、菊池、田中あたりは脚はあるものの、盗塁成功率は低いです。

出塁率で言えば丸ですが、近年の丸はどちらかと言えば中軸を打つような長打力タイプに成長して行っている感じです。

野間は去年の時点では打力面で物足りず、今年成長していなければスタメンでは使いたくありません。

また「2番タイプ」で探せば梵になるかと思いますが、根本的な数字面で物足りません。さらに今年はサードのスタメンはほぼルナになると思うので、梵の場合はスタメンとして出れるかどうかがまず微妙です。

個人的に好きな打順は「山なり」のイメージ

という訳で、たとえば
1番は出塁率と盗塁
2番は粘りと小技
3番は確実性とある程度の機動力と長打力
4番は長打力と確実性
5番は勝負強さ
6番は意外性
という打順ごとのタイプにカープの打者を当てはめるのは個人的にしっくり来ません。

個人的に今のカープで得点効率を考えて打順を組むとすれば、大まかな山なりになるようなイメージかと思います。

中軸が天井になっていて9番が底、あとは順々に成績と選手タイプを多少考慮して並べていくような感じです。

具体的に言えば
1番<2番<3番=4番>5番>6番>7番>8番というような感じです。

レベル順にすると3,4番>2,5番>1,6番>7番>8番という感じです。

3,4番を打順の中心におき、3,4番を挟む2,5番を重視して、その周りに1,6番を配置して、7番は育成枠、8番は捕手といった感じです。

1番バッターはそこまで重要でないかもしれない

一般的に1番バッターといえばそのチームの顔と言われます。

また一番多く打順が巡るから良いバッターを置くのが効率的、と言われることもあります。

ただ、個人的にいつも疑問に思うのは、2巡目以降の1番バッターは8,9番という出塁がほぼ見込めない打順の後に回ってくることです。

8,9番は出塁が見込みづらいのに、その後に来る1番バッターに良い打者を配置するメリットってあるのかな、と思ってしまいます。

個人的にはせっかく良いバッターならランナーがいる状況で打席が回ってきて欲しいです。

そう考えると良いバッターほど9番という打順から離した場所に配置した方が良いと個人的には思っています。

すると4,5番>3,6番>2,7番>1,8番>9番となる訳ですが、そうなると1番や2番というたくさん打席が回る選手が7,8番と同レベルになってしまいます。

それも勿体ないのでひとつずつ優先順位を前倒しして
3,4番>2,5番>1,6番>7番>8番というくらいがバランス的に良くて個人的には好きです。

2015年のカープの打者成績で打順を組んでみるとどうなる?

という訳で、3,4>2,5>1,6>7>8で打順を組むとどうなるのでしょうか。

個人的なイメージは去年のヤクルトです。
1番に比屋根や上田を置き、2番に川端、3番山田、4番畠山、5番雄平、のイメージです。

あとは2014年にカープがやっていた打順ですが、1番に0.5番打者として堂林を置くようなイメージです。

ちなみに去年のカープの主な打者成績を載せておくと、
菊池 .254 8本 32打点 OPS.636
丸  .249 19本 63打点 OPS.774
田中 .274 8本 45打点 OPS.737
新井 .275 7本 57打点 OPS.733
梵  .237 6本 27打点 OPS.683、
エル .227 19本 54打点 OPS.773
誠也 .275 5本 25打点 OPS.732
松山 .277 7本 26打点 OPS.795、
木村 .269 0本 8打点 OPS.652
石原 .241 2本 12打点 OPS.583、
會澤 .246 6本 30打点 OPS.699

といった感じです。

得点との相関関係が強いOPSをもとに3,4番>2,5番>1,6番>7番>8番に並べ替えると、
※名前の横の()はOPS。

3,4番: 丸(.774)エル(.773)
2,5番: 田中(.737)新井(.733)
1,6番: 梵(.683)松山(.795)誠也(.732)
7番: 菊池(.636)
8番: 石原(.583)會澤(.699)

とこんな感じになります。

打順で並べると
1番 梵(木村、堂林)
2番 田中
3番 丸
4番 新井
5番 エル
6番 松山、誠也
7番 菊池
8番 石原(會澤)

こんな感じです。

ちなみにエルは低打率長打特化タイプなので4番に置くのは気が引け5番にしました。

そしてエルの代わりの4番は、打者としての格を考えて新井かなと思いました。

また数字だけで見ればカープの中で最強打者は松山ですが、誠也との併用を考えて6番にしています。

野間は去年のOPS.656で、外野でその数字だと守備固めとしての起用が妥当だと思うのでスタメン候補から外しています。

また小窪も代打の神様枠としてスタメン候補からは外しています。

2016年のカープ打線はどうなる?

今年は打撃コーチが変わりましたし、各打者の特性や数字は大きく変わる可能性があります。

という訳で、打順はその都度適宜バランスを見ながら考えていくものだと思いますが、一応去年の数字と現時点での期待値を元に打順を考えてみます。

打線の中心となる3,4番

打線の中心となる3,4番は、やっぱり復調した丸と、確実性と長打力を兼ね備えたルナかなと思います。

3,4番をフォローする2,5番

3,4番を囲む2,5番は、ケガが治った菊池と個人的にカープ最強打者だと思っている松山かなと思っています。

地味に重要な1,6番

そして1,6番については田中と誠也を置きたいです。ちなみに今年の誠也はある程度固定起用をして場数を踏ませたいです。

7番にエルドレッド

そして7番には低打率長打特化タイプのエルドレッドを置きたいです。または新井、あとは野間が成長すれば野間あたり。

7番にエルを置けるような打順を組めれば打線としてかなり強くなると思います。

8番は捕手枠

8番は捕手枠として石原、會澤です。もちろん會澤が攻守ともに成長すれば會澤の打順をもっと上げられるのでさらに強力な打線になります。

期待値をもとに2016年カープ打線を組むと

打順にして並べるとこんな感じです。

1番 田中 .270 8本 OPS.730
2番 菊池 .290 9本 OPS.730
3番 丸 .300 25本 OPS.900
4番 ルナ .290 10本 OPS.770
5番 松山 .280 12本 OPS.780
6番 誠也 .270 10本 OPS.730
7番 エル .230 17本 OPS.750
8番 石原 .230 3本 OPS.600
  (會澤).270 8本 OPS.700 
※成績は個人的な期待値なのでとくに意味はありません。

固定観念を捨てて臨機応変に打順を組んでほしい

当然ですがエルも松山も誠也もルナもフル出場は難しいと思うので、そこは新井さんや堂林あたりでカバーして行って欲しいと思っています。

また野間が成長してOPS.700以上、さらにエルの打率が良ければ、5番エル、6番誠也、7番野間でも良いと思います。

その辺りはリアルタイムでチーム状況は変わり続けるので、その都度選手のコンディションやチーム状況を見た上で打順を組んでくれれば個人的には嬉しく思います。

あとは「1番バッターはこういうタイプ」といった先入観や固定観念をなるべくなくし、ニュートラルに得点効率の良い打順を常に考え続けていって欲しいと思っています。

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