カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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カープ2016年ドラフトの方向性について考える

   

カープは143試合を戦い終え、ここからCSファイナルステージまで少し間が空きます。

そんなタイミングでドラフト的にはプロ志望届の提出が締め切られ、カープもドラフトに向けスカウト会議が開かれました。

という訳で今日はドラフト2016について個人的に考えている事を書いておきます。

カープは投手の数が圧倒的に少ない

ドラフトについて考える際にまず気に掛けるのがカープの選手層についてです。

ちなみに今年のカープは二軍で投手陣が崩壊していて、ルーキーの横山や二年目の塹江が防御率5点台でふつうに先発ローテで回っているような状況です。

さらに本来体作りが必要な高卒ルーキー高橋樹也も先発として投げているなど、かなり深刻な投手不足です。

と言ってもこれは二軍の投手コーチが悪いわけではなく、投手の数が圧倒的に少なすぎる事が原因です。

ちなみに全12球団に所属している投手の数(育成選手は含まず)を算出すると
ヤクルト:34人
巨人:  34人
阪神:  35人
カープ: 32人
中日:  35人
DeNA: 37人
SB:  34人
日ハム: 33人
ロッテ: 34人
西武:  38人
オリックス:34人
楽天:  33人

です。

こうしてみるとカープの投手の数は12球団で最少で、少数精鋭方針の日ハムよりも投手の数が少ないです。

また他球団の多くは、投手の育成選手も何人かいて、そういった選手も二軍の試合に出場しています。ただカープには投手の育成選手はひとりもいません。

これではさすがに二軍投手陣は崩壊します。

ちなみに二軍投手陣は崩壊していますが、二軍の佐々岡投手コーチは間違いなく有能です。

佐々岡コーチは開幕当初一軍でぼこぼこにされていた岡田を再生させたり、中村恭平を一軍のローテの穴を埋められる存在にしてくれたり、薮田を一軍の戦力に育てたりしてくれました。

とは言え佐々岡コーチの手腕に頼るだけではなく、今年のドラフトでは投手の頭数をある程度揃える必要がありそうです。

野手陣の選手層は厚すぎるくらい

投手の人数が圧倒的に少ないカープですが、裏を返せば野手陣は人数が多すぎるという事になります。

日ハムでもそうですが本来1年目の野手は200打席を目途に、ある程度実戦経験を積ませる方が一軍レベルの野手が育ちやすい、という傾向があります。

その点、今年のカープはルーキーの青木がわずか7打席、二年目の多田も12打席、育成の木村聡司はたった1打席、同じく育成の松浦は0打席でした。

松浦や多田は捕手というポジション的に起用するのが難しいという面はありますが、それにしても若手の実戦経験が不足しています。

それはメヒアバティスタと保険で獲ったプライディに打席数が割かれている事も要因ですが、そもそも野手と投手の人数バランスが少しおかしいのかなという印象は受けます。

という訳で今年のカープのドラフトは投手中心でほぼ間違いないのかなと個人的には考えています。

幸い今年のドラフトは投手が近年稀に見る程豊作ですし、野手は来年以降に回して投手中心で指名して欲しいと思っています。

カープがやっている年齢別選手構成表を再現してみる

そしてカープのドラフトと言えば、年齢別選手構成表です。

カープは各ポジションと年齢で選手構成表を作り、その表をもとに補強ポイントを明確にしてドラフトに臨みます。

という訳でこの表を個人的に再現してみると以下のようになります。
※年齢は満年齢です。

右投手:20台半ば以降が圧倒的に豊富

30~ 黒田、永川、
29 小野、今井、
28 福井、西原、
27 野村
26 中田
25 一岡、今村、大瀬良、九里
24 横山、薮田、中崎
23
22 岡田、辻
21 中村祐
20 藤井

カープの右ピッチャーは見ての通り、20台半ば以降が圧倒的に豊富です。ほとんど一軍で戦力になっている投手ばかりです。

という訳で今年ドラフトで狙うとすれば大卒かできれば高卒の投手かなぁという感じです。

特に今年は高卒投手が本当に豊作なので、ここで若い右腕の層をもう少し充実させて欲しいと思っています。

左投手:少数精鋭方針?

30~ 江草
29
28
27 中村恭平、佐藤
26
25 飯田、オスカル
24
23 戸田
22
21
20
19 塹江、高橋樹也

左腕は上の表の通り、かなり人数は少なめです。

とは言え飯田もオスカルも一軍で投げていますし、恭平もローテの穴を埋めてくれますし、期待の塹江にルーキーの高橋樹也もいて、イメージ的には少数精鋭といった感じです。

ドラフトでは左腕だというだけで実力より過剰に高く見積もられる傾向がありますが、左腕というだけで評価を上げるのは個人的には良くないと思っています。

その点カープが今やっているような、左腕は少数精鋭で指名していく、という方針は良いと思います。

また今年は左腕のドラフト候補も豊富ですし、社会人・大学・高校どの選手を取っても選手構成表的にはドンピシャです。

良い選手が指名できるチャンスがあれば指名して欲しいです。

捕手は多田の成長がカギを握る?

30~ 石原
30 白濱
29
28 會澤
27
26
25 中村亘佑
24
23 磯村 (松浦)
22 船越
21
20 多田
19

捕手は一軍に石原と會澤、第三捕手として磯村。二軍は船越と中村が主戦という感じでした。

来年はできれば磯村と船越を交互に一軍登録しながら、一軍の空気と二軍の実戦経験をそれぞれが同時に積めるような形にしてほしいなぁと個人的には考えています。

ドラフトの指名では、多田の今後の成長見込みによっては高卒捕手の指名があるかもしれないですが、捕手も個人的には少数精鋭で良いと思っているので指名なしでも良いのかなと思います。

二遊間タイプ:本当に有望な選手は是が非でもほしいけれど…

30
29
28
27 田中
26 菊池、上本
25 庄司
24
23
22
21 西川
20 桒原(木村)

カープの二遊間を考える際に一番気にしないといけないのは田中・菊池との年齢差です。

27,26のこの二人が一軍でがっちりレギュラーを獲っている以上、大社の二遊間を獲得してもあまり意味がありません。

ここはもう高卒か高卒3年目の社会人限定で、将来的に一軍レギュラーでやっていける身体能力・打撃センス・野球センスがすべて揃った選手に限定しても良いと思います。

表で見ると選手層が薄いですが、身体能力・打撃センス・野球センスのどれかが欠けていたり、それぞれ中の上レベルの二遊間を多数保有していても意味がありません。

プロの一軍の二遊間でレギュラーを獲れる人というのはスーパー超人なのでなかなか候補がいないですが、もし菊池田中と年齢が離れていて有望な選手がいればぜひ、といった状況かと思います。

今年は獲得しなさそうな気もしますが、若い世代の本当に有望なレベルの二遊間は補強ポイントになっています。

一三塁:メヒアとバティスタに二軍の打席数が割かれる現状

30~ 新井、梵、松山、小窪、
30 岩本
29
28
27 安部
26
25 堂林
24 (バティスタ)
23 (メヒア)
22 美間
21
20
19 青木

今年の安部の働きを見ると、個人的にはもう日本人サードの第一優先は堂林ではなく安部が良いと思うようになりました。

それくらい今年の安部は良い選手になっていました。

堂林も右打者でサードファースト外野両翼を守れるという事で、イメージ的には走れて便利な町田という感じで、来年は常時一軍帯同して欲しい選手です。

二軍ではルーキーの青木がまったく出場機会が得られず、美間は完全に自分を見失っている状況で、メヒアとバティスタに出場機会が割かれています。

ちょっとここはバランスが悪いというか、メヒアかバティスタはどちらか一人で良いのかなぁと思ってしまいました。

美間はもともとファームで二桁ホームランを放つなど潜在能力はあるはずなんですが、ここ数年は体型も変わりバッティングも迷宮入りしています。

青木はもともと金属打ちのタイプだったので今年二軍で試合に出てもちょっと厳しいかなと思っていましたが、来年はある程度実戦経験を積まないと先が見えてきません。

今のカープの二軍で言えばメヒア・バティスタがいて、堂林も常時一軍とはいかない状況で、美間と青木の出場機会確保も考慮すると、今年一三塁タイプの指名をしても、二軍で実戦機会を与えるのはなかなか難しいのかなという印象です。

個人的には来年履正社の二年生四番の安田尚憲君を指名して1年目から二軍で200打席与える方針でと妄想していますが、今年は一三塁タイプは見送りで良いのかなと思っています。

外野:まずは野間の一本立ちが最優先。とりあえず今年は見送り

30~ 赤松、天谷、松山
30 岩本
29
28 下水流
27 丸、土生
26
25 堂林
24 
23 野間
22 誠也、高橋大樹
21
20
19

外野もまず考えるのは丸と誠也との年齢差です。

ふたりとも今後カープの外野でレギュラーをガッチリキープすると思います。

さらに野間という有望株がいて、今後は現27歳の丸、23歳の野間、22歳の誠也が12球団でもトップレベルの外野トリオを形成するのかなという印象です。

さらには高橋大樹も今は迷走中ですがもともとファームで二桁本塁打を放つ選手ですしまだ期待したいです。

また桒原など二遊間候補で獲得した選手が外野にコンバートされる可能性もあります。

という事を考えると、今のカープに21歳以下の外野手はいないものの、今慌てて獲得する必要があるかと言えば正直言ってないと思います。

それよりは桒原を来年外野にコンバートして将来の一軍レギュラー候補として英才教育を施す方が実りが多く、年齢構成的にも良い気がします。

2016年はやっぱりピッチャー中心のドラフト

こうしてまとめるとやはり2016年は投手中心のドラフトになるような気がします。

少なくとも上位指名の枠を使って優先的に野手を指名するのは考えにくいです。

まずは頭数が完全に不足している投手を指名するのが先決です。

野手に関しては他球団の動向次第ですが、4,5位か6,7位のところでカープの指名リストに残っている投手と野手を天秤にかけて凄く魅力的な野手がいれば、という位で考えて良いのかなぁと思います。

あくまでイメージですが
1位は例年通り大正義系投手。
田中正義(創価大)、山岡泰輔(東京ガス)、寺島成輝(履正社)、今井達也(作新)等。

2,3位は、今年は高校大学の投手がかなり豊作なので上位候補の中で残っている良い投手。
堀瑞輝(広島新庄)、高良一輝(九州産業大)、畠世周(近畿大)、京山将弥(近江)、島孝明(東海大市原望洋)、古谷優人(江陵)、高田萌生(創志学園)、浜口遥大(神奈川大)等。

4,5位はリストの中で残っている投手か、可能性を感じさせる野手。ちなみに今年の社会人投手は小粒なので2,3位よりは4位以下で良いと思います。
中塚駿太(白鴎大)、笠原祥太郎(新潟医福祉大)、才木浩人(須磨翔風)、アドゥワ誠(松山聖陵)、森原康平(新日鉄住金広畑)等。

6,7位は難しいところですが今年は素材型で気になっている選手も多くプロ志望届けを出しているのでそういった選手。
床田寛樹(中部学院大)、齋藤友貴哉(桐蔭横浜大)、田城飛翔(八戸学院光星)、長谷川宙輝(聖徳学園)、打田雷樹(日本航空石川)、石原彪(京都翔英)、古賀優大(明徳義塾)等。

といった感じだと個人的にはしっくり来ます。

と言いつつ、毎年個人的にしっくり来る指名になる事はほぼなく、意外な選手が意外な順位で指名される事も多いです。

ただそういった選手も一軍でしっかり戦力になっているケースが多く、今年もカープスカウト陣がどんな選手をスカウティングし、実際ドラフト会議でどんな選手が指名されるのか楽しみにしています。

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