カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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日本シリーズ敗退。2016年カープに足りなかったものとは。

   

日本シリーズが終わり1週間が経ちました。

日本シリーズではカープが2連勝した後、4連敗で一方的に寄り切られてしまいました。

ただすべての試合が本当に紙一重でしたし、一方的な試合は一試合もなかったと思います。それは10点取られて負けた最終戦も例外ではありません。

今でも、カープが日本一になるチャンスはすごく多くあったと思っています。それに仮にもう一回日本シリーズをやれば日本一になれるんじゃないかとも思っています。

それ位両リーグのチャンピオン同士、力の差はほぼなかったです。カープもセ・リーグチャンピオンとして堂々と戦いました。

そうは言っても結果的に負けてしまったのは、まだまだカープには足りないものがあったという事だと思います。

バント&タイムリーに期待する野球が不発

去年までのカープはバントでランナーを得点圏に進め、あとはタイムリーお願いします、という野球でした。これはある意味運任せの野球です。

今年のカープは去年までの野球から進歩して、シーズン中はランナーが盗塁を仕掛けたり、盗塁を意識させてバッテリーの攻め方を制限させて打者が打ったりと、有機的な攻め方ができるようになりました。

そういった有機的な攻めがCS、日本シリーズではできず、これが個人的にはかなり心残りでした。

ちなみに2016年シーズンのカープは143試合で犠打が91個、1試合あたり0.63個でした。

それがCSでは4試合で7個、1試合あたり1.75個。日本シリーズでは6試合で7個、1試合あたり1.17個。

明らかにバントの数が増えています。

これは短期決戦になると1点の重みが増すのでバントの数も増えるというのは頭では理解できます。

ただし結果的にランナーを得点圏に進めてもタイムリーが出ず無得点という場面は多かったです。

これは結果論なのであまりとやかく言いたくないですが、何となく攻め方が余所行きの攻めのようでした。カープ本来の野球という感じはしませんでした。

そもそも日ハムの外野3人の守備レベルはかなり高かったですし、あの外野トリオからランナー2塁でタイムリーを打つのはなかなか難しいという印象を受けました。

ちなみに何戦目か忘れましたが、誠也がライト線に良い当たりを打ったのに、ライトの岡がすごい好守備で誠也をセカンドまで行かせなったプレーが個人的にかなり印象に残っています。

カープが本来やるべき野球

カープには足の速い選手が多いですし、今年から粘りのバッティングもできるようになったし右打ちも意識してできるようになりました。

そういったチームが得点を奪うには、バント&タイムリーの野球ではないと個人的には考えています。

今のカープはもっと相手バッテリーを徹底的に追い込んでいくような攻め方、得点の奪い方ができるようになっています。

ランナーが出たらランナーはバッテリーにプレッシャーを掛ける。その結果、相手バッテリーは配球パターンが絞られる。
バッターは相手バッテリーの配球をある程度頭に入れ、ボール球は見送り、狙い球を思い切り引っ叩く。

そういった攻めの方が今のカープには向いているように思えます。

また日本シリーズに出てくるようなチームは投手陣のレベルも高く、ランナーが得点圏に進めばギアチェンジをしたり攻め方を変えてきます。

投手力が高いチーム相手では、ランナー1塁からバントで2塁に進めるのも良いですが、四球を選んでランナー1,2塁にするというのもひとつの手です。盗塁もひとつの作戦ですし、盗塁を意識させてバッターが狙い球を絞るのもひとつの作戦です。

とにかく、アウトカウントを増やしてでもランナーを進める場面、またはアウトカウントを増やさずにランナーを進める場面。

そういったところの判断をもう少し攻め気味にしても良いのかなという印象は受けました。

失敗しても良いからもっと積極的な攻めを見たかったです。

今村ジャクソン6連投の是非

あと今年のカープの日本シリーズと言えば、今村とジャクソンの6連投も印象的でした。

もちろん今年の日本シリーズは全体的に接戦が多かったので、今村とジャクソンの登板機会が増えるのも分かります。

それにこのシリーズ2戦目までの今村の鬼神っぷりは本当に凄かったです。あんなピッチングを見せられると使いたくなる気持ちも分かります。

たださすがに日本シリーズ6連投はちょっとどうかと思います。結果論なのでとやかく言いたくはないですが、見ていて普通に引きました。

個人的には去年のカープがやっていた大瀬良中崎のゴリ押し継投をどうしても思い出してしまいました。

結局一岡や福井は結局登板機会がないまま6戦を終えました。

またヘーゲンズの使い方も、一応第二先発を想定していたのかもしれないですが、結局使わないならジャクソンと役割を交代しても良かったと思います。日本シリーズの使われ方は少しもったいなかったです。

いつだったか忘れましたが元巨人の原監督が
「日本シリーズは最大7戦もあるんだから短期決戦とは言わない。序盤は色々な選手を使い好不調を見極めキーマンを見つける。そして中盤から後半にかけて好調の選手やキーマンを中心にして勝ち切る。」
みたいなことを言っていたような記憶があります。

それと比べると、今村ジャクソン6連投・一岡福井登板なしという戦い方はやはり余裕のなさ、そして経験値のなさの現れだったのかなぁという印象です。

勝ちパターンの人数が増えれば解決する問題なのか

日本シリーズに限らず、畝コーチは一部の信頼した選手に起用が偏り過ぎるきらいが去年からずっとあります。

今年もましになったとは言え日本シリーズでは結局今村ジャクソン依存が顔を出してしまいました。これは去年、大瀬良中崎に依存した継投と瓜二つでした。

日本シリーズ敗退を受けて、勝ちパターンの人数を増やしてAパターンBパターンを作る必要がある、という意見もあります。

ただ個人的な偏見で非常に申し訳ないですが、畝コーチが継投を司る以上、仮に勝ちパターンが4,5人いても、結局そのうち2人くらいに起用が集中しそうな印象はどうしても拭えません。

たとえば特Aクラスの投手、A+の投手、Aランクの投手がふたり、A´の投手がひとりいたとします。

この5人が勝ちパターンを担うとして、多分特AとA+の2投手を徹底的に使う事になりそうな印象がかなり強いです。

去年から畝コーチの継投には個人的に疑問点が多く、
畝コーチの投手起用に関し、決断を先送りせずリスクを負うことを求めたい
という記事を書いたこともありました。

この頃と比べれば今年の畝コーチはだいぶ進化したと思います。

それでもやはりまず形を決め、あとはその形通りにこなす、それで失敗しても形通りやったなら言い訳できるから、という風に見えるところは以前と変わっていないような印象です。

もうちょっと臨機応変さというか、失敗を恐れずに色んな選手を使い、勝負所で使える投手の数を増やしていくような継投が来季は見たいです。

ジャクソンは来年も頼りにしてる

日本シリーズ6連投し、かなり打ち込まれたジャクソンは来季もカープに残留する方向性のようで一安心しています。

ジャクソン長期残留熱望「街もファンも素晴らしい」Vパレード&V旅行も参加

上の記事を見ると日本シリーズの後は落ち込んでいたし今もショックは残っているそうですが、それでもある程度気持ちも切り替えられているようで何よりです。

通常はシーズンが終われば帰国する外国人助っ人が多い中、5日の優勝パレードや優勝旅行にも参加するそうです。

こういった選手はファンとしても見ていて気持ちが良いです。

私は優勝パレードには行けませんが、優勝パレードに参加される方はジャクソンに対して温かい声援と拍手を送って欲しいと個人的には思っています。

とにかくカープとしては大きな経験になった

色々あった日本シリーズですが、何と言ってもとにかくカープにとっては大きな経験となりました。

選手ひとりひとりも今年は結果的にぶっちぎり優勝になって、こんなに一球一球手に汗握る試合は久しぶりだったと思います。田中のプレーも硬かったですし松山もテンパって自分を見失っていましたし、新井も本来の調子からは程遠かったです。

でもこれも経験ですし、次に日本シリーズで戦う時には今年の経験が必ず生きてくるはずです。

緒方監督も緒方監督で、いつも通りの戦いをすると口では言いながら、なかなかいつも通りの戦い方ができませんでした。

ただ緒方監督は尋常じゃない学習能力で1年目あれだけ叩かれたところから2年目となる2016年は驚異的な進化を遂げました。

そんな緒方監督ですから、この日本シリーズで自分の采配についても色々と思うところがあったと思います。そしてそれを反省し来年に活かせるのが緒方監督の強みだと思います。

とにかく今年は素晴らしい経験ができました。

来年はその経験を活かして日本シリーズでも普段やっているカープ野球を実践して試合に勝てるような強さを見せて欲しいと思います。

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