なにはともあれマジック7
今日の試合は6回裏から見たので逆転の場面は見ていません。
それでも今期41度目の逆転勝利で、カープの優勝へのマジックは7になりました。
ヤクルト側にとっては後味の悪い試合
今日はカープファンとしては試合に勝ったので良いのですが、正直後味の悪さが残ってしまう試合でした。
エルドレッドの完全な空振り三振がなんか色々ありアウトにならず、そこから松岡投手がこらえきらずに失点。
あれはさすがにカープファン側から見ても誤審ですし、ヤクルトファンに対して申し訳ないです。
そして中崎がバレンティン選手に死球。その直後にダブルプレーで試合終了。
これはカープファンとしても申し訳ないというか、とにかく死球やケガはあまり好きじゃないので、バレンティン選手も無事でいてくれるとありがたいです。
あとカープファンの中の一部の方が、バレンティンは石原の頭をバットで殴ったんだからしょうがない、といった発言をしていたりしますが、それはそれこれはこれです。
CS争い真っ只中の状況でのこれは本当にヤクルトファンにとっては申し訳ないと思います。
坂口選手のホームへの送球が逸れ、丸はホームでアウト
前回コリジョンルールについて個人的に思うことを書いたのですが、今日の試合は以前のコリジョンルールならセーフになっていたであろうプレーがありました。
9回表に丸がツーベースを放ち、新井さんが進塁打を打ち1アウト3塁の形を作ります。
そして誠也がセンターにフライを打ち上げ、センターの坂口選手が本塁に送球します。
この送球が三塁方向に逸れ、捕手は走路を塞ぐ形で捕球し、丸は回り込まざるをえず、アウトになりました。
捕手のこの守備が認めらるのなら走者も捕手にタックルぶちかましても正当化されるよなぁと個人的には思いましたが、今年の後半戦からコリジョンルールは改定されているので、ルール上これはアウトです。
またもう少し言うと、7回の石原のタイムリーで1塁走者の安部がホームでアウトになった場面。
あれも厳密にいえばショート大引選手の送球が逸れ、捕手がキャッチした時点では走路を塞ぐ形になっていました。
安部も丸もホームに一直線で入り込めば捕手と交錯するのは避けられず、結果的に大きく膨らんで走りこむ形になってしまいました。
今のコリジョンルールを上手く味方につけたヤクルトの選手の送球が巧いと言えばそうですが、個人的にはルールとして、今のコリジョンルールは欠陥があるのかなとどうしても思ってしまいます。
個人的にコリジョンについて思う事は以下の記事で書いているのでご興味があればお読みください。
カープとコリジョンルールについて考える。
なにはともあれ勝利は勝利、マジックは7
全体的に今日の勝利はバレンティン選手やヤクルトファンにとって申し訳ない試合でした。
また、審判が勝敗を大きく左右する、という試合はあまり好きではないですし、主役はやっぱり選手であってほしいと思います。
ただカープも優勝に向けて今は突き進んでいく時期です。
この試合をものにして勝てた事、野村に久しぶりの13勝目がついた事、マジックが7にまで減った事。
こういった事はカープにとって大きいです。
ここで立ち止まらずに優勝に向けてこのまま突き進み、ポストシーズンに向けて状態を上げていき、リーグ優勝のみでなく日本一まで狙って欲しいと思います。