カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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カープも遂にトラックマンを導入?

   

先日個人的にちょっと気になる記事がありました。

広島に“バレンティン超え”怪力秘密兵器http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/620291/
という記事です。

内容はバティスタのスイングスピードがバレンティンのそれを超えた、という内容です。

バティスタに関しては正直見た事ないので都市伝説くらいにしかまだ認識していないですが、個人的に興味を覚えたのが、この記事に載っていた以下の文です。

「キャンプ期間中の15日には打撃時のスイングスピードを計測する装置が試験導入。同装置のメーカー担当者によると、ヤクルトや阪神など5球団で本格導入されており、球界ではそこまで珍しくない装置だそうだが、すぐさま担当者も目を丸くする現象が…。」

スイングスピードを計測する装置は色々とあると思いますが、ヤクルトや阪神など5球団で本格導入されている装置ということはトラックマンの事なのかなぁと思いました。

一応トラックマンを導入しているのはヤクルト、阪神、ソフトバンク、楽天、DeNAの5球団だったと思うので、球団数も一致します。

トラックマンって何

ちなみにトラックマンというのは、レーダーシステムで球の回転数やスイングスピード、あとはスイング軌道などを測定できる装置の事です。

有名なところだとゴルフ界でトラックマンが導入され、ゴルフ界に革命が起きたそうです。プロゴルファーの松山英樹は持ち運びタイプのものを250万円で導入したそうですし、ゴルフ界ではかなり流行っているっぽいです。

あとはメジャー球団は30球団すべてが導入済みだそうです。だからメジャーのサイトは選手のデータがかなり豊富で、色々なサイトで見る事ができます。

トラックマンを導入するメリット

トラックマンを使えば、例えば投手のリリースポイントや投球角度、あとはボールの回転数や回転軸などが数字化できます。

今のスピードガンではただ球の速さしか数字化できないのに対し、トラックマンを使えばかなり幅広い現象を感覚に頼るのではなく数字で把握できるようになります。

投手は無意識のうちに疲労などでリリースポイントがずれたり投球の角度が横振りになる事も多いです。

そういった際に、本人やコーチの感覚頼みの修正から、数字をもとにした客観的な修正点をデータで伝える事ができるようになります。

各選手の調子の波も把握しやすくなりますし、仮に一軍と二軍両方の球場に設置すればかなり大きなメリットがあるはずです。

トラックマンのデメリット

トラックマンを使えば数字で把握できるようになるので、デメリットとしてはすべてを数字で分かった気になってしまう危険性があげられます。

なんでもそうですが、現象というのは原因があってはじめて成り立ちます。

原因と結果の法則とか言われるものですが、結果だけを取り上げてあれこれ言っても、その原因部分に目を向けなければ何も意味がありません。

例えばどう考えてもパワーのある打者なのにスイングスピードやヘッドスピードが遅い場合、スピードの遅さだけを指摘しても意味がありません。

スイング軌道を分析する必要がありますし、さらに言えば本人の骨格や筋肉の構造なども多少は知っておかないといけないです。

投手のストレートにしても一般的には回転数が多い方がノビのあるストレートになると言われます。ただ回転数が平均よりも極端に少なければその球も武器になります。

ストレートを打者が打つ際には、平均的なストレートの軌道をイメージして打つわけですから平均的な回転数なら軌道も平均的な軌道になります。

実際メジャーでは空振り率やゴロ率は球速よりもボールの回転数の方が相関関係が強いともいわれるようになってきています。

回転数が極端に遅いとズドーンとミットに収まる感じでしかも平均的な軌道よりも少し沈みます。だからゴロアウトを奪いやすくなります。

回転数が多ければ多いほど良いという訳ではないですし、平均的な軌道からいかに外していくか、というのもひとつの武器の磨き方です。

上手くなりたい選手たちは興味があると思う

今年ドラフト一位でソフトバンクに入団する田中正義も、ソフトバンクの球場施設に導入されているトラックマンに興味津々なようです。

正義 自身投球を丸裸 トラックマン「使いたい」http://www.nishinippon.co.jp/hawks/article/291270

この記事の何がすごいかと言えば、ソフトバンクは一軍二軍の球場にトラックマンを設置しているのは当然として、室内練習場のブルペンにもトラックマンが導入されているところです。

正確な金額はわからないですが、一般的にプロ向けのトラックマンは年間で数百万円と言われていると何かで見た覚えがあります。

多数導入すればその分割引も効くのかどうかわからないですが、少なくとも一軍二軍と室内練習場ブルペンなどに設置しているという事はトラックマンだけで2000万くらいは資金を使っているという事です。

でも練習内容を濃くする事は結果を良くする事に直結するのでこの支出は個人的には意味のある事だと思っています。

また選手は自分の投げる球や自分のスイングに興味があるのは当然だと思います。

上の記事で

 回転数が高く軸が水平であれば、直球の伸びが良い、とされる。ただ、田中の思考はひと味違う。「平均値より高ければいいだろうし、極端に低くてもいいのでは」。打者が見たことのない球を追い求める姿勢が伝わる。
 「トラックマン」の存在そのものは、ドラフト会議翌日の指名あいさつで、球団から説明を受けていた。「自分がうまくなるために使いたい。早く映像を見てみたい」。

と語るなどかなり前向きです。

自分のイメージと実際の現象を一致させる為にもトラックマンは有効

ひとつ前の記事で、選手のスランプの原因の多くは「自分のイメージと実際の動きが一致していない事」という武井壮の発言について書きました。

トラックマンを使って自分の動作や実際の球やスイングスピードを数字化すれば、自分のイメージと実際の現象の差異がよくわかります。

感覚ですべて修正できるようなセンスの良い選手はまだ良いですが、そんな選手ばかりじゃないです。

感覚だけではなく客観的なデータをもとに、自分のイメージと実際の動きを一致させていく事が成績を向上させる事につながってくるはずです。

使いこなせなければ宝の持ち腐れですが、個人的にはまず導入しないと使いこなせるはずもないと思いますし、ぜひ導入して欲しいと思っています。

 - 練習方法