カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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カープ優勝は実に25年ぶり。この試合を絶対に忘れない。

      2016/09/11

強く逞しいカープが2016年シーズン優勝を決めました。

実に25年ぶりという事ですが、この強さは決してまぐれではないし、本当の実力で掴み取った優勝です。

鈴木誠也の2打席連発を筆頭に、本当にスイングが鋭い。

今日の巨人の先発は防御率2.30のマイコラス。

去年までのカープなら軽く捻られていてもおかしくありませんでした。

ただ今年のカープは違います。防御率2.30だろうが各打者が試合序盤から粘りに粘り、結果的に鈴木誠也の2打席連発のホームランで突き放します。

変化球の軌道を完全に頭にインプットしていた鈴木誠也

誠也は1打席目にマイコラスに9球投げさせ四球を選びました。

この打席でマイコラスのスライダーとカーブ、つまり誠也から逃げていく軌道の変化球を完全に頭にインプットしました。

そして2打席目。
甘く入ってきた変化球をものすごいスイングで捉えると、打球はあっという間にレフトスタンドまで到達しました。

これはもう完全に軌道を見切ったバッティングでした。

そして次の打席でも、同じようにマイコラスの逃げる変化球を狙い撃ち。
ちょっとバットの先っぽかったですがあり得ない滞空時間と軌道を描いてスタンドにボールを運びました。

この強打が今年のカープの持ち味です。伊達に12球団トップの144本塁打を放っている訳ではありません。

もうとにかく去年の秋のキャンプから徹底的にバットを振り込んだ結果です。

そしてカープが秋のキャンプから積んできた練習は量だけでなく質も伴っていました。

だからスイングの形が本当に美しいです。

菊池が6回に見せたバスターなんてパッと見窮屈そうに見えますが、しっかり小さくジャンプしながら捌いているのでバットを振りぬけます。

あの打撃はまさにツイスト打法の原理そのものです。

今年のカープ打線はチーム全体がツイスト打法の原理を体得していました。

強打だけでない小技、チームバッティング

12球団トップの本塁打数を誇るカープ打線ですが、決して大味なだけの打線ではありません。

去年のカープとの違いはひとつのアウトを大事にするバッティングができるようになった事です。

今日の試合で言えば、田中が完全に一番バッターとしてハマっていました。

黒田がバッティングをした後は、黒田が投球練習ができるように打席で時間をかけて粘ります。

去年までの田中と言えばどちらかと言えば仕掛けが早いタイプだったので、今年これ程一番バッターにハマるというのは正直言って想像以上でした。

それくらい田中は毎年毎年自分の課題を克服してプロの「一軍」で結果を出す為の努力を積み重ねて来たという事です。

田中の毎年の成長は本当に目を見張るものがあります。

そして石原が見せる意地の右打ち。しっかりランナーを三塁に進めました。

ここ最近の石原は打席での不自然な背筋伸ばしがなくなり、良い形で前傾姿勢が取れるので自然とグリップが身体の近くに来ていて、スイングが本当に良いです。

石原が8番で打ってくれると打線として本当に助かります。

もちろん黒田が見せた11球の粘りのバッティングも素晴らしかったです。

強靭なスイングによる強打があるからこそこういったチームバッティングも生きてきます。

「強打とチームバッティングの融合」
これがカープの新黄金時代スタイルです。

走塁の意識が高くなり状況判断が良くなった。

打撃はもちろんですが、今年のカープは走塁も大幅にレベルアップしました。

今日の1点目も坂本のエラーでボールが点々とする間に一塁から田中が一気にホームインしたもの。

あの走塁はスピードを一切緩めず常に次の塁を狙うという走塁意識が実った得点です。

そして田中は新井のファーストフライでもホームをうかがう素振りも見せました。

ただし無茶な走塁はしません。

行けるなら行く、行けないなら行かない。その判断が本当に良くなりました。

そして安部の成長も素晴らしいです。

安部が7番に座る事で、下位打線からでも機動力を使って良い形で攻める事ができます。

今日もモーションの大きなマイコラスからしっかり盗塁を二つ決めました。

この盗塁は決まるべくして決まっています。去年までのような無謀な走塁ではないです。

勝てる勝負を仕掛けていきます。

巨人の勝負所での強さも見えた

カープのワンプレーワンプレーが本当に素晴らしかったので一方的な展開になるかと思いきや、そうはならないのはさすが巨人の勝負所での強さです。

8回にカープが3点差にした直後の巨人の攻撃では先頭の亀井が出て、阿部が思い切り引っ張り鋭い打球で1,3塁にします。

このあたりが巨人の強さです。

ジャクソンの球がシュート回転する中執拗にインコースを狙うも、左バッターの阿部にとっては絶好球になってしまいました。

結果的に8回に1点を取られてしまいますが、こういう展開があるからこそ、得点できる場面では確実に点を積み重ねる事が本当に大事になります。

そういう点で言えば、新井が今日はバッティングがすこぶる強引でした。

今年の新井は右中間を割る芸術的なバッティングでこれだけの成績を挙げてきました。

ただ今年これまでやってきたスタイルを、この試合で貫けなかったのはもったいないです。

一応チームとして勝利をもぎ取りましたが、それでも今日の巨人の勝負所でのしぶとさ。それはチームとして感じたはずです。

もちろん今日の新井は守備で魅せてくれました。

ただ巨人が持っている勝負所でのしぶとさを抑え込むには、四番に座る新井が打点を挙げる事が一番です。

それができればCS、日本シリーズでも十分勝てます。

CS、日本シリーズに向けてこれからも戦いは続く。

胴上げは本当に感動したし新井と黒田の抱擁、緒方監督の優勝監督インタビューも良かったです。

ひとまずカープの2016年シーズンは優勝という形になりましたが、それでもまだシーズンは続きます。

10月12日からはCSセカンドステージ。
そして10月22日からは日本シリーズ。

選手たちは本当に強くなりました。それは今年のカープのチーム成績が物語っています。

あとはカープが持つ強さや逞しさを短期決戦でも発揮するだけです。

自分たちの強さに自信を持ち、同時に油断をせず、自分たちが去年の秋のキャンプからやってきた野球を信じて戦って欲しいと思います。

 - 戦い方, 戦略