カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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左打者を苦手とするサウスポーには素直に左打者を起用した方が良い

      2016/07/30

今日のカープの先発は、この試合が始まるまで12勝2敗と脅威の勝率を誇る野村祐輔。

どんなピッチングを見せてくれるのか楽しみにしていましたが、結果は4回8失点でKOされてしまいました。

その後もオスカル、久本と燃えていたので、こういう試合は勝敗についてはもうどうしようもありません。

気になったのはベイスターズ石田健大のピッチング

石田はもともと「カープ2014ドラフト1位候補について雑感」で触れていた投手です。

近年はドラフトイヤーに調子を落とす選手が多く、石田も大学4年次に急に調子を落とした投手でした。

でも3年までは本当に良いピッチングをしていたので、カープのドラ1としては複数球団が競合する有原より良いんじゃないかと思っていた投手です。

今日の試合は勝敗は関係ないので、せっかくの機会ですし石田に注目してみました。するとこういったタイプのピッチャーの攻略法が見えてきました。

まず石田のフォームですが、左腕のわりに左腕特有の横から投げてくる嫌らしさはありません。

どちらかといえば身体の近くを腕が通るタイプで、石田からすれば左対左のメリットはそれ程ないタイプです。

球種はストレートとスライダー、チェンジアップがメインで、アクセントとしてカーブと少しだけフォークを投げるタイプです。

この手の投手は相手打者が右か左かで大体ピッチングの組み立てがわかります。

左対左が苦手な石田健大

一般的に左投手が投げるチェンジアップやフォークは、左バッターからすればそれ程苦になりません。

そのため石田のような持ち球の投手は、左バッターにはストレートとスライダーで攻めるしかありません。

対して右バッターへはチェンジアップやフォーク等落ちる球がかなり有効なので、ピッチングの幅が広がります。

つまり石田健大という投手は、フォーム的に左打者を得意とするタイプではないし、球種的には左打者への組み立てが窮屈になるタイプです。

一応データを見てみると
対右打者:被打率.192、四球8、出塁率.219、長打率.362、OPS.582
対左打者:被打率.286、四球14、出塁率.355、長打率.421、OPS.775
となっています。

もう典型的な対左が苦手なサウスポーです。

とくに四球の数が特徴的です。打席数は対左の方が少ないのに四球は対左の方が多いです。それくらい左腕相手だとピッチングが窮屈だという事です。

石田の落ちる球にことごとく打ち取られるカープの右バッターたち

そんな石田に対し、カープは下水流、新井、ルナ等右打者を多くスタメンに起用しました。

結果的には、見てるのがつらくなるくらい右打者が落ちる球にやられていました。

2回のルナはチェンジアップに空振り、追い込まれてフォークを打たされゴロ。
新井は追い込まれてからフォークを打たされフライ。

3回には菊池がチェンジアップに泳がされ内野フライ。

4回にはルナが追い込まれてフォーク、そこは何とかファウルするもチェンジアップを打たされゴロ。
新井はワンバウンドのチェンジアップを振らされ空振り三振。

5回は磯村がチェンジアップを打たされアウト。

7回にはルナが3球連続落ちる球で空振り三振。
新井がワンバウンドのチェンジアップで空振り三振。
下水流も3球連続落ちる球で空振り三振。

一応誠也だけは右打者ですが石田に合っているようで、ホームランを打ちましたが、それ以外の右打者はほぼノー感じでした。

左打者の田中、丸には組み立てに苦労する石田

落ちる球を使いまくって右打者を抑える石田でしたが、左打者の丸と田中、そして代打で出てきた西川には組み立てで苦労していました。

落ちる球が使えずストレートとスライダー、あとはアクセントとしてカーブをちょろっと投げるだけなので、左打者からすると的が絞りやすいです。

というか、試合が終わって球種を確認してみると、左打者に対しては35球投げていますが、そのうち33球はストレートかスライダーでした。

あとはカーブが2球。それだけです。

左打者に対し35球投げて、落ちる球は1球もありませんでした。

このようなピッチングでは田中や西川には粘られまくって当然です。

石田の攻略法は明確

しつこいようですが、
対右打者:被打率.192、四球8、出塁率.219、長打率.362、OPS.582
対左打者:被打率.286、四球14、出塁率.355、長打率.421、OPS.775

このように左打者が苦手というデータが明確に出ている石田。

球種的にも今日のカープの左打者(田中、丸、西川)の打席を見ると、35打席中33球はストレートかスライダーとくれば、あとはその球を狙えば良いだけです。

落ちる球もないので低めは捨てても良くて、真ん中から高めに狙いを絞ってストレートかスライダー、これは打者が打ちやすい方を狙えば攻略はできそうです。

今日は下水流とルナがスタメンでしたが下水流ではなく松山、ルナではなく西川か安部。

今後、石田が先発するときにはそういった起用法で左打者に明確に狙い球を絞らせてみるのも、石田攻略法として面白そうだなと思いました。

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