カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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土生翔平と庄司隼人は一軍でどう自分の居場所を掴むのか

   

カープもオープン戦が始まり、その中で個人的に興味があるのが土生翔平です。あとは二軍に行きましたが庄司隼人にも注目しています。

土生翔平と庄司隼人の二軍成績

基本的に二軍の試合は観れないのでデータのみで判断する事になりますが、去年の土生と庄司の成績には興味を引かれます。

土生翔平2015ファーム成績

203打数56安打 打率.276
二塁打12 三塁打3 本塁打2
四球36 三振23
長打率.394 出塁率.388
OPS.782

土生はまずOPSの高さに目が行きます。.782というのはカープの日本人選手の中(100打席以上)では下水流、堂林に次いで高い数字です。

また二塁打と三塁打と本塁打の合計数は17で、全ての安打56安打のうち30%以上を占めています。

個人的に長打力を見る時に本塁打も気にしますが、それより全安打のうち長打が何%程度を占めているのか、を気にしています。

ちなみに去年のファームの主要打者の長打数/安打数を見ると
下水流 33%(長打25/安打76)
安部  18%(長打14/安打79)
堂林  36%(長打24/安打66)
磯村  22%(長打14/安打63)
美間  30%(長打18/安打61)

といった感じで、長打数/全安打数はそこそこ長打力を見る際には参考になります。

庄司隼人2015ファーム成績

274打数71安打 打率.259
二塁打10 三塁打2 本塁打4
四球36 三振24
長打率.354 出塁率.347
OPS.701

庄司は好不調の波が異常に激しく、3割近い打率をマークしていた時期もあれば、そこから急に全く打たなくなるなど、シーズン通してみれば打率は平凡すぎます。

また長打力を見ても、二塁打三塁打本塁打の合計は16本で、71安打のうち23%ほどなので、土生と比べ長打力では見劣りします。

土生翔平と庄司隼人の凄さは三振数と四球数

一般的に見られる数字で言えば
土生 打率.276 本塁打2 打点24
庄司 打率.259 本塁打4 打点29
なのでそこまで強烈に一軍で見たいと思う成績ではありません。

ただ土生と庄司のふたりの凄いところは三振の少なさと四球の多さです。

土生は三振数23で四球は36。BB/K(四球÷三振数)という指標は1.56。
庄司は三振数が24で四球は36。BB/Kは1.50。

基本的にバッターは三振の方が四球よりも多いのがふつうで、BB/Kが1を超えるのはかなり特殊なケースです。

ちなみに2015年のファーム成績(12球団、打席数200以上)の中でBB/Kが1.0を超えているのは
大松(ロッテ)1.63
土生(カープ)1.57
庄司(カープ)1.50
山川(西武)1.30
小斉(楽天)1.29
谷内(ヤクルト)1.19
林崎(西武)1.05
カニザレス(SB)1.00
加藤(DeNA)1.00

たったこれだけしかいません。

ちなみに200打席には届かなかったですが、西武の水口はBB/K2.43というバケモノ級の数字を残しています。水口は163㎝という体身長を武器にしているようで面白い選手です。

BB/Kの高い選手は何がどう凄いのか

BB/Kが優れている選手というのは、要するに三振が少なく四球が多く出塁率が高くなりやすい選手です。

ただそれだけではなく、打撃のアプローチが良いと言うこともできます。

つまり自分の中でストライクゾーンが管理でき、ボールゾーンを追いかけずストライクゾーンの球のみを仕留める能力が高いということです。

そういう打者はピッチャーからすると非常に投げにくく、カウントも打者有利になる事が多いです。

カープ野手の選手構成は早いカウントからガンガン打つ選手が多い中、庄司や土生のようにボール球には手を出さず三振せず四球を選べる選手は貴重な存在です。

まぁBB/Kは打席でのアプローチやプロセスを見るもので、それが優れているから良い選手だと言い切る訳にはいかないですが、個人的には土生や庄司が一軍投手相手にどういうバッティングをするのかを見てみたい気持ちはあります。

セカンドは菊池、外野は層が厚いカープ

カープの野手陣の中で貴重な打撃スタイルを持つ庄司と土生ですが、問題は守備です。

どちらも守備面で秀でたものがなく脚も速くないコンタクトタイプの左打者です。

こういう選手はプロに混ぜるとなかなか特徴を見出しづらく、二軍で好成績を挙げてもなかなか一軍からお声がかかりません。

さらにカープのセカンドには菊池がいます。また外野は丸、誠也、野間がまず優先順位的に上に来ます。

さらに松山もいて天谷もいて高橋も下水流もいて、外国人のプライディーやエルも外野に回ることがあります。

正直外野はかなり激戦区ですし、年齢の高い土生よりも若い野間や誠也が優先的に起用されるのは分かります。

ただ今年は時期やタイミングを見ながら土生や下水流など出番の少ない選手も起用して欲しいと思っています。

二軍で守備は鍛えられない?

近年のカープの選手を見ていると、ファームで守備が鍛えられ一軍レベルになった選手はほぼいないのではないかと思ってしまいます。

堂林や菊池、田中、丸などは一軍で出場機会を得ながら守備が上達した選手たちです。

逆に二軍生活が長い選手では、下水流も土生も庄司も上本も守備が上達したという話をなかなか聞きません。

まぁ二軍の試合は観てないのでこんな事言うのは申し訳ないですが。

とにかく指導の問題なのか意識の問題なのか分からないですが、カープの選手は二軍にいても守備は上達しないケースが多く、一軍の舞台で出場機会を得ることで守備が上達するケースの方が多い気がします。

そういった点からも今季は土生と庄司に一軍で出番が来れば良いと思うし、また選手起用も去年よりも柔軟にされると嬉しいです。

今年のカープは三振減というのをひとつのテーマにしていますし、まずは代打からでも土生や庄司は存在感を示すことができるチャンスかもしれないなと個人的に期待しています。

 - 土生翔平, 庄司隼人