カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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塹江敦哉・藤井皓哉・薮田和樹について調べてみた

      2016/09/20

ドラフトから2日経って冷静に今回の指名を見直して気になる点をメモ代わりにのこしておきます。

ドラ3 塹江敦哉について

まず評価の高い塹江敦哉くんに関してですが、浦学の小島君・富山商の森田君・佐野日大の田嶋君がプロ志望届を出さなかった時点で実質今年のナンバーワン高校生左腕と言って良いです。

個人的に塹江君について色々調べていくうちにフォームはなるべく脱力してリリースの瞬間に力を集約させる杉内投手の投法を意識していると分かって合点が行きました。たしかにそういったフォームを作っている最中のように見えます。

さらに兄と姉が広島大学に通っているということで血筋的に頭の良い家系のようです。頭が良いというのは自分で創意工夫しながら野球をできるので大きなメリットになります。

高校生の段階で杉内投手のフォームを参考にするそのセンスに筋の良さを感じますが、現時点ではそのフォームが全然モノになっていません。

ドラフト後の記事をいくつかのぞいたところ「フォームがキレイなのに何故かノーコン」という評価をしている人が多く、なぜそんな評価になるのか不思議でいろいろ調べると小関さんがそういう評価をしてたという事が分かりました。

フォームのキレイさは個人の感覚によるので何とも言えないですが、現状はフォームの綺麗さ云々の前に体重移動のタイミングやリリースポイントがバラバラ過ぎます。

むしろこれだけ安定感のないフォームでコントロールが良いと逆に気持ち悪いレベルです。

ただ自分で自分のフォームについて考えられるだけの頭の良さがあるということはこれから先伸びていく可能性を感じます。はじめはカープが育成を苦手とする暴れ馬左腕なのでどうかと思ったんですが、頭の良い投手なので意外とすくすく育つかもしれないです。

脱力してリリース時に力を集約させるフォームを固めて、体重移動やリリースポイントが安定すればコントロールも自然と安定します。

とりあえず今年の高校生ナンバーワン左腕をドラ3で指名できたのはかなり大きかったです。

ドラ4 藤井皓哉について

手前味噌で恐縮ですがドラフト前の予想記事などで藤井くんの名前を取り上げたブログは当ブログくらいだったのではないかと思っています。

もしかすると名前を出した記事はあったかもしれないですが、藤井君をドラフト前にベタ褒めしていたのは恐らく当ブログくらいのものではないかと思います。

ドラフト後には藤井君を「化けそう」と評価する記事は多く見かけましたが、個人的にはドラフト前のかなり早い段階で思っていました。というか化けるというよりかなり早い段階で頭角を現しそうな気がします。手前味噌ですみません。

ちなみに高校右腕では、安楽・高橋光成・松本裕樹が実力的に抜けていますが、それ以外では小野郁投手や大分の佐野投手よりも藤井くんの方が上かもしれないと個人的には見ています。

あれだけ均整のとれた体つきでフォームのバランスもよく140キロ台後半の球を放れる高校生はなかなかいません。

安楽・高橋・松本の高校右腕ビッグ3と比べて実績と完成度は劣りますが能力的には正直そこまで変わらないレベルです。他球団が即戦力に動く中このレベルの高校生をドラ4で指名できたのは偉業と言えます。

ドラ2 薮田和樹について

そして色々と物議を醸し出しているドラ2の薮田君についてですが、正直言ってドラフト直後はもうちょっと下位でも良かったんじゃないかと思っていました。

ただドラフト後に色々と投球時の動画が出て来てそれを見て驚愕しました。球質がエゲツナイレベルです。圧倒的すぎます。亜細亜大の監督が「素材では山崎より上」と言うのもうなづけます。

下半身が細すぎて安定感がないのでコントロールは当然ばらつきますが上半身の使い方や全身の脱力感にはセンスを感じます。

ダルビッシュ投手を目指しているということでおそらくダルビッシュの本なんかは読んでると思いますが、フォームに関してはかなり意識的に作っているなという印象です。

ただ肘を故障している間になぜ下半身や体幹をバリバリに作っておかなかったのか、そこだけ疑問ですし個人的に気に入らないです。ダルビッシュを目指してるんなら肉体改造の重要性に気付いてないはずがないのにそれをしてこなかったのは納得できないです。

肘を故障してるなら時間はいくらでもあるんだからその時間で徹底的に身体作りしておけば故障明けに安定感のある投球ができていたはずだし大学時代にもっと実績残せていたのに、と言いたくなります。

ただ素材は間違いなく一級品です。あれだけ脱力した7割程度の力で投げていそうなフォームで140キロ台後半の伸びまくるストレート放れる投手はプロでもそうそういないです。

肘のケガだけ気を付けて下半身と体幹を徹底的に作ってフォームに安定感が出れば大化けするのは容易に想像できるレベルの素材です。

実績がないので2位指名に対し色々言われていますがあれだけの能力を持っているなら他球団からもマークされていたはずです。調べると高校2年の段階で148キロ投げて球質もエグかったらしく当時から複数球団のスカウトが目を付けていたようです。

おそらく今年のドラフトでも複数球団がドラフト中位レベルで指名予定に挙げていたのではないかと思います。実績だけで判断すると見間違う典型例で素質は圧倒的です。

即戦力がいないことについて

勿論ドラ2で他の即戦力投手を取れていれば見栄えは良かったですが、ドラ2で即戦力・ドラ3,4,5で薮田・塹江・藤井を全員取るのは難しいです。

この3人を総取りするならドラ2で有名どころの即戦力は諦めざるをえなかったなと理解できます。

あとはどう育成していくか、本人たちがどう自分の身体を活かしたプレーを身に付けていけるかが全てです。

育ち方によっては今年のドラフトは数年後に成功ドラフトと呼ばれていても全く不思議ではないです。3人とも素質が圧倒的に素晴らしいです。評論家の人は色々言いそうですが、他球団のスカウトさん達が一番くやしがってるんじゃないかと思います。

 - ドラフト, 塹江敦哉