ジョンソンの参考になるピッチングと菊池の鳥肌モノのカット。
日曜日のふがいない試合とは別のチームのような、気合の入った試合を展開している今週のカープ。
今日もジョンソンが8回に2失点するもののすぐさま追いつき、そして今日は追い越してそのまま中崎が締めて見事逆転勝利を挙げました。
ジョンソンのピッチング
8回に失点したものの、今日もジョンソンの神ピッチが炸裂しました。
まずジョンソンの何が良いってまずフォームが良いです。
身体の開きが最後の最後まで抑えられ、しっかりと腰から回転して腕はそのまま軸回転につられるイメージです。
腕が勝手に振られるフォームだから腕も振れるし、身体が開かずに球持ちが抜群に良いです。それでいて頭が突っ込んで腕が出てこなくなることもなく、とにかく連動性が素晴らしいです。
あの球持ちで角度をつけて右打者の内角に投げ込める訳ですから右打者からしたら泣けてきます。打てません。しかもカットボールのキレ味もバツグンです。
素晴らしいです。
とにかく腕を振るんじゃなくて、腕は勝手に振られる。その為に身体の軸を回転させる。というピッチングの根幹部分の技術がしっかりしています。
あのピッチングは本当に他の投手も参考にして欲しいです。
菊池のカットに鳥肌が立った
日曜日は明らかに精彩を欠いた守備をしていた菊池ですが、バッティングはここ最近はずっと調子が良いです。
たしか5試合連続マルチヒット中とかいう当たり状態ですが、まぁ打席に入る前の素振りからして形が美しいです。
肩を開く動きで振るスイングじゃなく、しっかりと腰を回転させて振るスイングができています。
今日の5回裏、田中のナイスランで先制したあとに2アウト1塁で菊池に打席が回り、ここで菊池が8球投げさせて四球を選ぶ訳ですが、この時の6球目のカットに震えました。
この打席では、4球目まで1球も振らずに3-1というカウントになります。
そして5球目は「そこストライク取るか?」という内角低めギリギリのコースを突かれて、菊池は見逃してフルカウントになります。
その後の6球目です。
5球目と全く同じ内角低めにズバッと来たストレートをサラッとカットしていました。
あのカットには本当に震えました。鳥肌が立ちました。
結果的にカットになったのかカットしようとしてカットしたのか分からないですが、確実に今季半ばまでの菊池とは別人のバッティングでした。
結局8球投げさせて四球を選ぶ訳ですが、本当にここ最近の菊池のバッティングは素晴らしいです。
何よりもまずボールの見送り方が良いです。
食いつきそうになりながら見送る感じじゃなく、完全に見切って見送っています。あれをやられると投手からすると非常に嫌です。
2打席目のライトライナーも右方向に低い弾道で飛んでいました。
あの弾道で右に打てれば打率も上がってきます。ナイスバッティングでした。