カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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加藤拓也、プロ入り初登板初勝利でカープファンを魅了。

   

開幕ローテから外れた加藤拓也でしたが、予想外の展開で想像よりも早く一軍で先発の機会を得る事になりました。

そのプロ入り初登板で9回1アウトまでノーヒットノーランで乗り切る圧巻の投球で、カープファンを魅了してくれました。

想像以上に良かった加藤の初登板

加藤については、ランナーがいなければ意外とタイミングが取りづらい投手、ただランナーを出すと身体の使い方がまだ上手くないので危ない、そういう印象を持っています。

そのあたりは、カープ2016年ドラフト結果:田中正義も山岡泰輔も獲れず。でも失敗ではなく成功になりそうhttp://i-think-about-hiroshima-carp.red/carp-draft-2016-result/
この記事でも書いています。

加藤はグワッと足を上げてから、そこから投げるまでが意外と早いのでバッターはタイミングが取りにくいです。

イメージ的には、イーチ、ニサン!というイメージです。

打者は基本的に投手が始動したところでイチ、投手が軸足を折って体重が下に落ちたところで二、そしてサンというタイミングで打ちます。

投手からすれば、この打者のイチニノサンというタイミングをいかにずらすか。これは良い球を放る事、コントロールをよくする事、と同じくらい大事な事です。

加藤はデフォルトでこのイチニノサンというタイミングをずらす事ができるフォームなので、ランナーが出ていない場面では多分相手打者はかなり打ちづらいです。

そして今日は変化球で巧くストライクが取れていたのも良かったです。

解説の人も言っていましたが、加藤はイメージ的にストレートでどんどん押してくるように見える投手です。

その加藤がスッと抜いた球でストライクを取ってくるので、ヤクルト打線は全く的を絞れていませんでした。この辺りは石原のリードも上手かったですし、加藤も上手かったです。

また、石原のリードに首を振って自分の投げたい球を投げるあたりも、並みの新人投手ではないです。

私の持論ですが、リードなんて所詮は結果論だし、最終的に配球を組み立てるのは投手です。最終的に投手が納得しなければ投球は始まらないですし、投手が最終的に納得して球を投げる訳ですから、最後の最後は投手の自己責任です。

そういった点からも今日の加藤のようにルーキーだろうがプロ初登板だろうがゴールデングラブの石原がキャッチャーだろうが、自分が納得いかないならサインに首を振って自分の納得できる球を投げる。

この気持ちがあるのが加藤拓也の長所です。

8回裏の打席での大声援は福井の復活登板の時に似ていた

8回裏に石原の犠牲フライで1点を追加して、バッターボックスに加藤拓也が向かいます。この時球場中から加藤コールが鳴り響いていました。

この光景は、2年半前に福井優也が久しぶりに一軍で登板した時の声援に非常に似ていました。

あの試合も福井が8回まで好投し、8回の裏に福井に打席が回り、どうなるのかなと思って見ていると、そのまま福井が打席に向かいました。

ここで福井が打席に向かうという事は9回も福井が投げるという事で、それに対して球場中のカープファンが大声援を送っていました。

あの試合は今でも鮮明に覚えていますし、今日の加藤のピッチングと加藤への声援で、あの試合での福井への声援を思い出して、本当に胸が熱くなりました。

ヒーローインタビューもきちんとこなした加藤拓也

加藤拓也のふてぶてしいインタビューは好感が持てた。http://i-think-about-hiroshima-carp.red/katou-takuya-interview/
の記事で加藤のインタビューに対しカープファンも賛否両論でしたが、今日の劇的なピッチングと展開で、カープファンの多くは加藤に対し好意的になったのではないかと思います。

それ位劇的なピッチングでした。

またプロ入り初の本拠地ズムスタでのヒーローインタビューも、しっかりとした受け答えで素晴らしかったです。

初々しさも好感の持てる初々しさでしたし、今日はあの記事でのインタビューとは違い、インタビュアーとの相性もそれなりに良かったです。変な質問を執拗に続けるおかしなインタビュアーでなくて助かりました。

また「延長が続いていたので最後まで投げるつもりだった。」と言えるあたりは本当に頼もしいです。

最後に鈴木誠也が水を掛ける前にスタスタと帰ろうとする辺りはまだ慣れていない感じもありましたが、全体的に見てすごく好感度の高いヒーローインタビューだったと思います。

あとはヒーローインタビューで言っていたように四球を減らせればもっとピッチングが楽になるので、そこは今後の伸びしろとして見ていきたいと思います。

ただ四球を気にしてピッチングが窮屈になると加藤の加藤らしさが死にます。

とにかく加藤は「打てるものなら打ってみろ」くらいの気合とド根性がガンガン攻めながら、それでいて変化球でもサクッとストライクを取っていくピッチングが持ち味です。

腕を振ってナンボのピッチャーなので、良いところはそのまま伸ばして大きく育って欲しいと思います。

ナイスピッチングでした。

あと地味な話ですが、小窪のタイムリーの際に、ベンチの安部が物凄く喜んで大きく手を挙げていたのが今日の試合は印象的でした。レギュラー争いではライバルの小窪のタイムリーを喜べるのは、それだけチームの勝利、というものを安部が意識できているからです。

まさにチーム一丸の勝利でした。

 - 加藤拓也, 安部友裕