カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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黒田博樹がカープに復帰することの意味と活躍可能性

      2015/07/31

「今後も、また日々新たなチャレンジをしていきたいと思います。」
上記の黒田のコメントはリップサービスではなく黒田の本心だと思っています。

黒田のカープ復帰は大きなチャレンジ

確かにレベルで言えば日本球界はメジャーと比べ一段下になります。それでも今の黒田にとっては、メジャーで安定した結果を出すよりもNPBで結果を出す方がより難易度の高いチャレンジだと個人的に思っています。

それ程黒田にとって今回のカープ復帰は大きなチャレンジです。黒田はメジャーで5年連続二桁勝利を挙げたんだから日本でも結果を出せて当然、といった簡単なものではありません。

黒田にとって今回のカープ復帰は「HIROKI KURODA」から「黒田博樹」への転換を要するとてつもなく難易度の高いチャレンジです。

メジャーKURODAとカープ黒田の違い

カープからメジャーに渡り黒田のピッチングスタイルは大きく変わりました。以前はストレートとフォークで力勝負を挑むスタイルでしたが、今の黒田の生命線はツーシームです。

そんな黒田にとって、曲りが大きいと言われるメジャー球から日本の球への変化は大きな意味を持ちます。日本球への対応は黒田にとってメジャーで7年間かけて作り上げたピッチングスタイルそのものの変化を意味するかもしれません。

また、黒田は自作のデータノートを持っている事で知られています。日々新たなバッターと対戦するたびに更新される分厚いノートはHIROKI KURODAの大きな武器となりました。ただ今回のカープ復帰で7年間のメジャー経験で蓄積されたデータが全て無に還ります。また一から日本の選手のデータを収集する必要がある訳です。

もちろん8年前以前に対戦したことのある選手はいますが、黒田がKURODAへと大きくモデルチェンジしたのと同様に、過去に対戦したことのある選手のタイプも変わっています。過去の黒田のデータはほとんど意味をなさず、真っ新な状態からスタートすることになります。

以上の2点について考えれば考える程、黒田のカープ復帰は周囲の想像以上にレベルの高いチャレンジだと思わずにはいられません。

それでも黒田に期待したい

もちろんメジャーと比べ成績を伸ばす要素も多くあります。現実問題として今の日本の野球はメジャーと比べればレベルは低いです。さらに本拠地の球場も変わります。打者有利と言われるヤンキースタジアムから比較的投手有利なズムスタになることも黒田にとっては追い風です。

ただ、それでも黒田のカープ復帰は難易度の高いハイレベルな挑戦です。

まず当然ですが中4日から中6日へ調整法も変わります。さらに求められる役割も変わります。メジャーでは中4日でQSを達成すれば良かったですが、カープではチームの大黒柱としての活躍を当然期待されます。チームメイトからもファンからもチームの勝利、勝ち星を求められるようになります。

さらにピーク調整も変わるかもしれません。もともと黒田はシーズン後半に照準を合わせた調整をしてきましたが、来季は開幕から周囲の期待に応えるべくハイピッチでの調整に変える必要性があるかもしれません。

体力的に下降線でも安定した結果を出すならメジャーに残った方がおそらく楽だったはずです。それ程、「MLBのKURODA」から「カープの黒田」への転換は難易度の高い挑戦です。

それでもリスクを負って新たな挑戦の場として今のカープを選んだこと、ファンの期待に応えたいという黒田の漢気にファンとして感動しています。

カープ優勝にむけて最大のチャンス

おそらく来年は黒田とマエケンが揃い踏みする最後の年です。つまりリーグ優勝と日本一を本気で狙える近年では最も可能性の高い年ということになります。

だからこそ黒田には開幕ではなくシーズン終盤やポストシーズンにピークを持ってくるような調整をして欲しいですし、周囲も開幕から過度な期待をかけずに長い目で見て欲しいと思います。

個人的には仮に開幕当初に期待ほどの活躍ができなかったとしても長い目で見たいし、シーズン終盤からポストシーズンに向け凄みを増す黒田のピッチングを見たいと思っています。

 - 黒田博樹