巨人の丸が打つとカープが勝つ
2019/05/05
今日の試合は1回裏にいきなり緒方監督が退場する波乱のスタートとなりました。
令和初の退場となった緒方監督
発端は菊池のショートゴロでした。
坂本からファーストへの送球が高くなり、ファーストの中島がジャンプして捕球して、通常打者層走者が通るであろうラインの外側の走路を塞いでしまいました。
菊池はファーストの中島との衝突を避ける為にラインの内側を通り、急停止はできないのでオーバーランをしてしまい、進塁意思があるとみなされ、タッチアウトになってしまいました。
緒方監督が何を抗議したのかは見ている人にはわからないですが、タイミングがアウトかセーフかのリクエスト要求ではない、別の抗議(進塁意思の有無について?等)をしたのではないかと思いました。
ただなぜかリクエスト要求になり、リクエストは失敗したとされ、緒方監督は激高、という流れっぽく見えました。
ルール上は仕方がないですが、菊池は内側を走らないと中島と衝突してしまう危険性が非常に高かったので、腑に落ちない判定でした。
(追記)緒方監督の言い分が日刊スポーツに出ていました。下の記事を読むと、やはりリクエストをしに行った訳ではなく、進塁意思の有無について抗議をしに行ったようです。
https://www.nikkansports.com/baseball/news/201905040001141.html
ジョンソンのピッチング
ジョンソンのピッチングは今年初めて見ました。今季は開幕から調子が上がらず、試合開始時点の防御率は7.20でした。
特に巨人とヤクルト戦で打ち込まれていたので、今日はどういったピッチングになるのか、不安の方が大きい状態で見ていました。
ただ今日は心配していたより良いピッチングで、ジョンソンから見て左側のゾーンも上手く使えていたので、個人的にはまずまず好印象でした。
今年のジョンソンのピッチングを見たのははじめてなので、今まで打ち込まれたパターンが良くわからないですが、今日に限れば、巨人打線(特に右打者)がジョンソンから見て右のゾーン(右打者の内角)を狙っている様子がありありと見て取れました。
今日のジョンソン石原バッテリーはそこを上手く利用して右打者の外角を上手く使って、ストライクゾーンを広く使う巧いピッチングができていました。
あとはジョンソンの場合は、自分が試合でどういう態度をしているのか、一度本人にビデオで見せても良いんじゃないかと個人的には思っています。
急にピッチングが雑になる瞬間があったり、審判の判定に露骨に表情を曇らせるのはあまり得策には思えません。
もう少しチームメイトや審判を自分の味方につけるような態度というものはあるんじゃないかなぁと思います。
丸が打つとカープ打線に火が付く
試合はバティスタのホームランでカープが1-0とリードしたまま7回まで来て、7回表に巨人が丸のタイムリーツーベースで2点を奪い逆転しました。
ただこのまま終わらないのがカープ打線で、なぜか丸が打つとその後カープ打線も打ち出します。
今日もその流れで、逆転された次のイニングですぐ會澤がタイムリーツーベースを打ち、同点に追いつきました。あの會澤の勝負強さには本当に惚れ惚れします。
そして延長に入り、野間が出塁、菊池が送り、バティスタがレフトオーバーのタイムリーを放ち、サヨナラ勝ちをしました。
丸が打つとカープ打線に火が付くという展開は、すでに恒例になってきました。
これは良い傾向ですし、今後も丸さんが打ってくれれば、カープ打線もどんどん倍返しにして行って欲しいです。