カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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丸のFA権と巨人移籍についてカープファンとして思うこと

   

これまでカープで大活躍をした丸佳浩がFA権を使って巨人に移籍することが正式に決まりました。

FAは選手の権利ですし、正直丸がいなければカープの三連覇は厳しかったと思うし、今までの貢献度が非常に高い選手なので、とりあえず今のところは素直に送り出したい、という気持ちです。

カープ、巨人、ロッテが提示した条件面の比較

カープは4年17億円と言われる条件を丸に提示していました。FA宣言したからと言って条件を吊り上げることはせず、ですが今まで認めていなかった宣言残留も認めるという最大限の誠意を持って交渉に当たってきました。

丸の地元である千葉を本拠地とするロッテマリーンズも丸争奪戦に参加し、ロッテは6年30億円と監督手形と井口監督の選手時代の背番号6という条件を提示しました。

巨人は5年総額35億円と言われる大型契約と原監督の選手時代の背番号8を提示されました。

これだけの好条件を提示されてましたしもともと子どもの頃は巨人ファンだった丸なので、巨人に移籍するのは当然と言えば当然です。

広島のタナキクマルとしてゴールデングラブ賞を受賞

丸が巨人移籍を正式に表明する前日にゴールデングラブ賞の表彰が行われました。

菊池と丸はゴールデングラブ賞の常連でしたが、今年は菊丸と同学年の田中も揃って3人が選出されました。

広島のタナキクマルとして最後の授与となってしまいましたが、丸にとっては良い思い出になったんじゃないかと思っています。

そして一通りカープの丸としての行事を済ませて丸は巨人入りを正式に表明しました。

MVPになった選手が表彰前に巨人移籍を宣言したり等、タイミングを間違えると変な空気になってしまいそうだっただけに、この辺りは結果的に丸く収まった感じがしました。

来季以降の丸の守備について

来季からは巨人の選手ですが、来季はおそらく3番センターでスタメン扱いされるはずですし、数字も残すと思います。

来年で30歳になる丸ですが外野手なので選手寿命は内野手より長そうです。

ただセンターをいつまで守れるのかは正直不透明です。

今季のUZRを見ると
1位 大島(中日) 11.9
2位 桑原(De) 9.6
3位 西川(日ハム) 6.2
4位 田中(楽天) 5.5
5位 柳田(SB) 2.1
6位 秋山(西武) -1.2
7位 青木(ヤク) -4.0
8位 丸(カープ) -4.3
9位 荻野(ロッテ) -6.4
となっています。

丸は今季のUZRで見るとセンターとしては守備指標でマイナスを計上しています。もちろん今季は4月に右足ハムストリングの筋挫傷で登録抹消されていたので、その影響もあったのだと思います。

来季は右足の故障の影響がなくなったことでUZRが向上する事も考えられますが、30歳以降ということを考えて大きく守備が向上するのは難しいのではないでしょうか。

あとはどのタイミングで守備位置をレフトに移行させられるのか、そのタイミングだろうと思います。

守備位置がレフトになれば巨人というチーム事情を考えても外国人の強打者やFAで獲得した選手とのポジション争いが待っています。

センターに固執して守備でチームに貢献し続けられるのかも疑問です。

報道によると5年契約とのことですが、おそらく最初の1,2年は良いとして、3年目以降あたりからどうなるのかは少し心配してしまいます。

丸のバッティングについて

今季の丸は打撃面で目覚ましい成績を残しました。

以前このブログでも
http://i-think-about-hiroshima-carp.red/kikuchi-maru-pair/
こちらの記事で丸と菊池について取り上げたことがありました。

2014年の記事なのでもう4年も前の記事ですが、
菊池については

このまま行けば菊池は来季首位打者か最多安打のタイトル獲ると思います。

と書いていて
丸については

一球にかけるあの集中力と確度をもっと磨けば、将来は首位打者というよりは30本塁打の方が可能性として高いような気がします。

と書いていました。

30本でもすごい本塁打数ですが今季は39本ものホームランを放ち、wRAA(平均的な打者と比べて打撃で何点分得点に貢献したか)の指標で、規定打席到達者60人の中で2位という好成績でした。(1位は柳田)

ストライクを投げれば振ってきてボール球にはほとんど手を出さない、非常に嫌らしいバッターが丸です。

ただそんな丸にも弱点はあります。

丸佳浩の弱点について

達川さんが「丸の弱点を見切っているので巨人に移籍したらバラす」とラジオで言っていたそうですが、そこまで大げさなものでなくても丸の弱点はある程度明確です。

要するに内角と落ちる球です。

これは全打者共通で苦手にしている打者が多いですが、丸の場合、良い当たりは大体真ん中~外寄りの甘い球というのが多いです。

ストライクを稼ごうと外寄りにポーンと投げた球をバシーンと叩いてレフト方向にホームラン、という場面を本当によく見ました。

また丸はGB/FB(ゴロ÷フライの割合)が0.90で、ややフライボールヒッターです。

またHR/FB(フライの中でどれだけの割合でホームランになったか)が28.3という数字でこれは規定打席到達者60人中トップの数字です。
それだけボールの下に良い感じでバットを入れるのが上手いという事です。

スイング軌道もレベルに近いので、だからこそホップするタイプのストレートと落ちる球は丸対策として有効になって来るのではないかと思っています。もちろん丸もノートを取っており投手ごとのボールの軌道は頭に入っているとは思いますが。

とにかく来季は丸は敵チームの主軸バッターになりますし、優秀なバッターであることは変わりません。

だからこそカープ投手陣は真ん中外寄りに甘い球を投げるようなことはしてほしくありません。

厳しく内角を突いていくことで抑えられる可能性は高まるので、そこはチームとして徹底して欲しいです。

そして丸の場合、内角を意識しすぎると悪癖である踵体重がまた目立ってくると思いますし、丸対策としてはそういう状態に持っていく必要があります。

来季のカープのポジション争い

丸の移籍を見越してだろうとは思いますが、西川と坂倉が外野に挑戦しています。

センターは野間が守備優先で起用されると思いますが、野間も守備だけでは駄目です。

今季はストレートにだいぶ対応できるようになりましたが、それでもまだまだ物足りません。もっともっとストレートをバシーンと叩けるようになって、センターポジションを確固たるものにして欲しいです。

レフトは松山が最優先だとは思いますが、外野に挑戦している西川や坂倉にもかなり大きなチャンスはあると思います。右打者で言えば高橋や下水流や堂林などももっと存在感を高めて欲しいです。

選手にとってはある意味チャンスではあるので、そのチャンスをつかむ選手がひとりでもふたりでも出てきて欲しいですし、まず野間に関しては絶対にこのチャンスを掴み、誠也とともにチームを牽引する存在になって欲しいです。

人的補償について

FAと言えば人的補償がつきもので、カープは大竹がFA宣言した時に人的補償で巨人から一岡を獲得しました。

当時の巨人と今の巨人では選手層が大きく変わっているので、当時の一岡のような優秀な若手がプロテクトから漏れているかは、なかなか難しいところだと思います。

また今年のドラフトでカープは小園・林・中神・羽月という楽しみな高卒内野手を4人も獲得しました。

捕手は中村奨成と坂倉を育てることが最優先ですし、外野も中途半端な中堅ではあまり旨味がありません。

チーム事情としては投手を獲得してもらいたいですが、それは巨人も分かってプロテクトをしてくるだろうとは思います。

ただ投手に関しては何人いても困ることはないですし、ベテランでも今のカープなら十分に一軍で戦力になるはずです。

できれば若手投手で良い選手がいれば獲得して欲しいし、ベテランでも良い投手なら思い切って獲得して欲しいと思っています。

来季の開幕戦は巨人戦

丸のプロ野球人生は丸が選択するものです。

来季は開幕戦で巨人と当たりますが、つまらないブーイング等は個人的にはしない方が良いかなぁとは思っています。

丸は大竹の時とは違いますし、十分にチームに貢献してくれたので、個人的には「今までありがとう」という気持ちです。

とは言え来季からは敵になる訳ですし、カープも丸をコテンパンにできるくらい頑張ってチームとしてレベルアップして欲しいと思っています。

投手陣は丸に対して(死球にならないように気を付けながら)ガンガン内角を攻めて、丸が内角を意識せざるを得ない状況に持っていって欲しいです。

 - 丸佳浩