カープについて俺はそう考える

カープについてカープファンの管理人が考えたことをあれこれ書くブログです。

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なぜカープは鯉だけキラー八木を打てないのか。なぜナゴヤドームで勝てないのか。その理由や原因はちゃんとある。

   

私の座右の銘のひとつに「軽薄な人間は運勢を信じ、強者は因果関係を信じる」という言葉があります。

だから私は試合の流れやチームのムードとかそういう物を信じません。流れが良いからそれがどうしたと思うし、ムードが悪いからどうしたとしか思えないです。

それにナゴヤドームとの相性がどうとか、そういうことも信じません。

今季のナゴヤドームはカープにとって鬼門?

今季のカープはナゴヤドームで全然勝てません。

11試合を戦い1勝10敗です。

得失点もだいぶ凄いことになっていて、得点が16で失点が44です。得点が16ということは1試合1.45点しか取れていないということになります。

とは言え「カープにとってナゴヤドームが鬼門だから勝てなくてしょうがないよね。ハイ次、切り替えて行きましょう」とは個人的に全然思えません。

鬼門とかどうとか言う前にまずチームとして勝てる野球をやっていたのか。カープの全員が勝てる野球をやっていたのに非科学的なナゴヤドームの魔力が働いてカープが負けたのか。

そう考えるとどうしてもナゴヤドームは鬼門だからで片付けられる気がしません。

昨日の試合も一昨日の試合も負けたのはナゴヤドームが鬼門だからではなく、単純にカープが勝てる野球をしていないからです。

善村一仁スコアラーの復帰

ちなみにナゴヤドームで今年カープが勝てない理由のひとつが善村スコアラーの復帰です。

今年からドラゴンズは担当スコアラー制を復活させ、善村スコアラーがカープ担当につきました。

ちなみにもともと善村スコアラーは2008年から2011年までカープの担当をしていました。

善村スコアラーがカープ担当だった時代

善村スコアラーがカープ担当だった時代のカープのナゴヤドームでの勝敗は、
2008年 2勝8敗2分け 勝率.200
2009年 3勝8敗 勝率.273
2010年 2勝10敗 勝率.167
2011年 4勝7敗 1分け 勝率.364

とまぁひどいものです。

善村スコアラーがいない時の勝率

ちなみに善村スコアラーがカープ担当から外れてからは
2012年 2勝6敗1分け 勝率.250
2013年 6勝4敗 勝率.600
2014年 7勝4敗 勝率.636

となっています。2012年こそ前年までの影響か負け越していますが13年と14年はそれまぜ全くと言って良い程勝てなかったナゴヤドームで勝てるようになりました。

カープは善村スコアラーに情報戦で負けている

そして2015年に善村スコアラーがカープ担当に復帰した途端に勝率がグッと悪くなり
2015年 1勝10敗 勝率.091
となっている訳です。

これでも「ナゴヤドームは鬼門だからしょうがない。運勢の問題だ。」というのならもうそういう人とは話が合わないんだと思いますが、現象には必ず原因があります。

要は善村スコアラーにカープは情報戦で負けているということです。だからナゴヤドームで勝てない訳です。

そこを突きつめて解決していかないと来季以降も同じような現象がまた起きます。

カープが「鯉だけキラー」「カープキラー」ドラゴンズ八木を打てない理由

そして昨日のドラゴンズ先発は八木でしたが、八木と言えば「カープキラー」とか「鯉だけキラー」とか散々言われています。

カープが八木を打てないのにも原因がありますし、さらに言えば一昨日のバルデスも八木と同タイプで、どちらも打てない理由はほとんど同じです。

ちなみにふたりともストレートは140キロ届くかどうかといった感じです。変化球も八木はスライダーとシンカー、バルデスはスライダーとチェンジアップがほとんどです。

こんなの対処法は明らかで左打者は逃げて行くスライダーか外角のストレート、右打者は逃げていくシンカーやチェンジアップかインサイドのストレート。

ほとんど攻め方はそうなんですからあとはどちらに狙いを絞っていくかです。

普通に考えて打てないはずがないですがそれでも打てないのには原因があります。

カープの打者は始動が遅くトップで間が作れないから、フォームで緩急をつける投手に弱い。

球そのものを見れば普通に打ててもおかしくない投手を打てない理由ですが、八木もバルデスもどちらもフォームで緩急をつけるのが抜群に上手いからです。

昨日の八木なんて見てると分かりやすいですが、変化球の時はテイクバックが気持ち大き目でゆっくり放って、ストレートを投げる時にはテイクバック時の後ろが小さくコンパクトなフォームでピュッと腕を振ります。

すると140キロ未満のストレートでも後ろが小さいフォームな分、打者からすると振り遅れます。

カープの選手は全部このパターンでやられています。

ということは原因がハッキリしてるんだから、カープの選手はタイミングを合わせやすいようにギリギリまで始動を早めて、トップを作った所で変化球にもストレートにも対応できる間を作ることが必要になります。

ただカープのバッターは始動が遅くトップで間が作れません。だから八木やバルデスのようにフォームで緩急をつけストレートを球速以上に速く見せる投手にタイミングが合わない訳です。

ちなみに昨日の試合で上手くトップで間を作れていたのは誠也くらいです。あとの選手はこれまでと同じようにトップを作り間が取れないまま振りにいって同じように八木のフォームにやられていました。

八木、バルデスのクロスファイヤー対策

あとはフォームの緩急とは別になりますが、八木もバルデスも左腕でちょっと横から投げるフォームで、右バッターに対してのクロスファイヤーが脅威になります。

八木やバルデスを攻略するにはこのクロスファイヤーを封じる対策が必要になる訳ですが、クロスファイヤーを封じるには左バッターを起用するのがもっとも手っ取り早いやり方です。

ただカープは左腕には右バッターを当てるので、じゃあ右バッターはどうやってクロスファイヤーを封じるかと言えば、ベース寄りに立ってインサイドに投げにくくするか、逆にベースから離れて立ってクロスファイヤーを思い切り狙って引っ叩くかどちらかです。

その両方を各選手が組み合わせていけば攻略はできます。

ただ昨日の試合も一昨日の試合もそういう攻略する意志の見える場面が一握りだったのは残念です。

そりゃ勝てる野球じゃないから勝てなくても当然です。ナゴヤドームが鬼門とか全然関係ないです。

データがどうとか以前の問題です。データは過去の現象の話に過ぎない訳で、今後の対処法によって打てる打てないはまったく変わります。

とにかく勝てる野球をやって欲しい

これで首位ヤクルトとはゲーム差が4.5になりました。3位とも2.5ゲーム差です。

2.5ゲーム差というと小さく感じるかどうかは人それぞれですが2.5ゲーム差ということは対象チームが5割で行くならカープは5連勝してやっと追いつけるゲーム差です。

4.5ゲーム差ということは対象チームが5割ならカープは9連勝してやっと追いつくゲーム差です。

冷静に見ると厳しいですし昨日一昨日とマエケン、黒田を立てて2連敗ですからチームのムードは非常によろしくない感じだと思います。

ただ冒頭でも書いたようにムードや流れ、運勢なんてものを信じてるような奴は軽薄な人間だし、強者は因果関係を信じるものです。

要は一人一人が勝てるプレーをして勝てる試合をすればムードや流れなんて関係なく試合には勝てるということです。

あといい加減カープは情報戦にもっと積極的に取り組むべきです。いつまでも善村スコアラーに負けてるのは情報戦部分の怠慢です。勝てるチーム運営を怠っています。

こんな文章で書くほど簡単なことじゃないですが、本気で勝つなら選手ひとりひとりが勝てるプレーをすると同時に、情報戦でも勝てるチーム運営をする必要があります。

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